「傾聴の仕事をする。」ということを意識し始めてから少しでも経験になれば。と、傾聴グループに所属して５年が過ぎました。
まだそんなに多くはないけれど、今まで約８００名の方のお話を聞かせていただきました。
その中で感じるのは話して下さる方の「わかってもらいたい。」という気持ちです。
人は話すことで自分の心の内をわかってもらいたい。その内容が正しいとか正しくないかは別にして「自分の気持ちをわかってもらいたい。」ただそれだけなのかもしれません。
この解釈が当たっているかどうか本当のところはわからないけれど･･･
私自身、身に覚えがあるから。
理不尽な目にあった時でもたった１人、いつも理解してくれる人がいました。
その人の存在が精神の安定につながって、心折れずに済んだことを。
そんな記憶と共に自分に何ができるのか考えてみた結果、やはりこれしか思いつかなかったのです。「ただ相手の話に耳を聴ける。」ということ。
話をしているうちに気分がスッキリするかもしれません。
話をしたことで心が整理され、自分の本当の気持ちに気づくことがあるかもしれません。
どんな形でも、あなたの心が少しでも落ち着けるのだとしたらー
そのお手伝いができるとしたら、ステキだな。
「あなたの話を自由にしてください。」
「いろんなことを 心置きなく話してください。」
そんな思いを込めながら、傾聴サービスの仕事を始めました。
